夫の奨学金200万円を一括返済!メリットと注意点も【実践記録】

節約・家計管理

「奨学金の返済」は、多くの家庭にとって家計に影響をしています。

私たち夫婦も奨学金の返済により、家計に大きく影響しているなと感じていました。

特に夫の奨学金残額約200万円の影響は大きく、一括返済することに決めました。

今回は、私たちの奨学金返済の経験を通じて得た知識や、実際に実行した手順についてお伝えします。

これから奨学金の一括返済をしようか考えている方々の参考になったら嬉しいです。

奨学金返済の悩みと家計への影響

奨学金は裕福ではない家庭環境ではなくても、大学進学を後押ししてくれる大切な制度ですが、社会人になってからの返済は家計にとって重い負担になることもあります。

我が家も夫婦ともに母子家庭に育ったため、奨学金を借りていました。

私の奨学金は独身時代に返し終わりましたが、夫が抱えていた奨学金の返済が生活費に影響を及ぼしていました。

特に、奨学金返済が固定費として家計に組み込まれることで、他の貯蓄計画が後回しになる状況が続いていました。

また、長期間にわたる返済は精神的な負担も大きく、夫は「返済終わるのまだまだだな〜」と心配を口にすることが少なくありませんでした。

今後の家計改善や資産を増やすスピードを上げるために、私たちは奨学金の一括返済を真剣に検討し始めました。

一括返済を決断した理由とは?

私たちが奨学金の一括返済を決断した理由は、繰り返しにはなってしまいますが家計の見通しを良くし、精神的な負担を軽減するためでした。

毎月の返済額が固定費として家計を圧迫していると、将来の貯蓄計画を立てるのが難しくなります。

特に、奨学金の返済期間が長い場合、その間に生じる利息も無視できません。

夫の奨学金の残額は200万円で利息も数十万も発生していたため、このまま返済を続けるよりも一括で返済した方が、家計全体の効率が良いと判断しました。

さらに、心理的な面でも返済の影響は大きいと思いました。

夫は、ボーナスのたびに「また、ここから7万引かれる〜〜〜」と話しており、将来の計画にも前向きに取り組めない様子でした。一括返済によって、その精神的な負担から解放されることが期待できました。

もちろん、一括返済にはまとまった資金が必要です。結婚前の主人の奨学金は、本人の借金なので、本人が返すべきですが、ここは私が協力し、私のこれまでの貯蓄を使い、一旦、一括返済を立替てあげようと決心しました。

贈与税リスクを避ける工夫:借用書の重要性

一括返済をするにあたり、ネットで調べていると配偶者でもあっても、年間110万円以上の資金移動は贈与とみなされ、贈与税が課される可能性があることを知りました。

そこで、私の会社の同僚に税理士がいるので、相談をすると・・・

一括返済を立替るってことは、旦那さんから返してもらう計画ってことだよね?それは貸付になるから、借用書を作成すれば贈与税はかからないよ!
旦那さんといえども、利息はつけた方が良い。利息をつけなかった場合、贈与とみなされることもあるよ。

と、アドバイスをいただきました。

私が一括返済を立替し、主人から10年で返済してもらう計画なので、「貸付」として扱われるように、私たちは正式な借用書を作成しました。借用書には以下の内容を明確に記載しました。

  1. 借入金額:200万円
  2. 返済計画:毎月の返済額と返済期限を具体的に記載
  3. 利息の有無:利息あり(0.595%)
  4. 返済方法:銀行振込
  5. 貸付日と双方の署名:夫婦間での正式な取り決めとして証明

利息は住宅ローンと同じ金額にしました。また、返済も手渡しではなく、第3者にもちゃんと証拠として見せれるように、振込にしました。

我が家の場合、夫婦とも住信SBIネット銀行を開設しているので、定額自動振込で勝手に振込をするように設定をする予定です。

贈与税は意外と見過ごされがちなポイントですが、しっかりとした対策を講じることでトラブルを未然に防ぐことができます。

同じように、配偶者の奨学金の一括返済を考えている方には、借用書の作成を強くお勧めします。

奨学金繰り上げ返済を検討中の方へ

奨学金返済を考える際、特に一括返済を検討する場合には、いくつかの注意点があります。

私の経験をもとに、検討すべきポイントをいくつか共有したいと思います。

  1. 資金の準備と計画的な支出
    一括返済にはまとまった資金が必要です。まずはその資金を準備するために、家計を見直し、余剰金を貯蓄に回すことが重要です。
    私の場合、貯蓄の優先順位を見直し、余剰資金を確保しました。
  2. 贈与税リスクへの対策
    贈与とみなされないように、私たちは正式な借用書を作成しました。これにより、「贈与」ではなく「貸付」として証明できるように対応しました。返済もきちんと振込にし、第3者にも証明できるようする。
  3. 家計への影響を評価する
    奨学金を一括返済することで、家計の固定費が軽減されますが、その一方で返済後の生活がどのように変わるのかを事前にシミュレーションしておくことが大切です。私たちの場合、家計の見直しにより余裕が生まれ、将来の計画を進めるための基盤が整いました。
  4. 夫婦間のコミュニケーション
    大きな金額の一括返済を行う際は、夫婦間でしっかりと話し合い、お互いの意見を尊重することが重要です。私たちは夫婦で具体的な計画を立て、「チーム戦で(資産を増やしやすくなるように)頑張ろう!」と互いの気持ちを共有し、進めました。

奨学金返済は決して簡単なことではありませんが、家計の改善や将来の安心感を得るための重要なステップです。

家族で協力して計画的に取り組むことで、家族全体がより安定した生活を送ることができます!

我が家の経験が、同じ悩みを抱える方々の参考になれば幸いです。

まとめ

夫の奨学金を一括返済するという選択は、家計の改善と精神的な安定を目指す上で非常に重要なイベントになりました。

とはいえ、配偶者であっても110万円以上の資金移動の場合、贈与とみなされることがあるので、ちゃんと返済計画し<借用書を作成し、夫婦間での信頼関係を深め、進めることが大切です。

ちなみに・・主人の会社が業績不振により、ボーナスが手取り20万程度だったので、早々と一括返済して、結果的に本当に良かったです。精神的不安が取り除かれました・・・

私たちの経験が、同じように奨学金返済に向き合う方々の参考となれば幸いです!!

長い文章になってしまい、大変恐縮ですが参考になれば幸いです!

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