妊婦なのに飲めと言われた…上司からのアルハラ体験とその対処法

会社のあれこれ

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妊娠中の職場ハラスメント(マタニティーハラスメント)は見えづらく、我慢してしまいがち。

でも実際には、お腹の赤ちゃんにも関わる重大な問題になることもあります。

今回は私が体験した、「妊婦と知っていながらお酒を強要された」上司からのアルハラと、その対処法について共有します。

同じように悩む妊婦さんに向けて、相談の仕方・記録の取り方・その後の流れを実体験から紹介しますね。


【体験談】妊娠中と知っていても「飲め」と言った上司

私は妊娠してから直属の上司にしか妊娠を伝えていませんでしたが、上司から「仕事上影響あるから・・・」という理由で、私の妊娠のことは上司から他の上司にも共有したと、報告を受けていました。

妊娠5ヶ月にさしかかったある日、つわりも落ち着いてきたので、人事担当の私は会社のイベント(休日参加)に参加しました。

形式的な参加で、もちろんお酒は飲まずにいたところ、管理職Aから「一杯くらい大丈夫だろ?」とお酒を強要されました。

「あれ、私の妊娠しているはずだよね?」と思いつつ、「すみません、今お酒飲めないので…」と何度断っても、「付き合いが悪いなあ」「お酒好きだったじゃん」としつこく言われ・・・

飲む振りをしてその場を去り、渡されたお酒は、妊娠の事情を知っている他の人に渡して難を逃れました。

実は、そのイベントは、家族参加OKのイベントだったので、私は子供と一緒で、子供に「ママ、大丈夫?お酒飲んでないよね?」と言われ、泣きそうになりました・・・(家に帰って泣いたけど)。


【葛藤】妊娠中のハラスメントを訴えるかどうか、悩んだ日々

「これはおかしい」と思う反面、

  • 今後の仕事に影響が出るのでは?
  • 自分が我慢すれば丸く収まるのでは?

という思いも拭えず、会社での立場や今後の仕事のことを考えると、訴えるのは勇気が要りました。


下手に動いて「面倒な人」と思われるのも怖い。

そんなモヤモヤした気持ちを持ちつつ、まずは信頼できる同僚に相談することにしました。


【行動】信頼できる同僚に相談、そして上司に報告

このままではいけないと感じ、職場の信頼できる女性の先輩に相談したところ、

メモは必ず残して。訴える時はできれば録音も。いざというときのためにね。」

また、会社には通報窓口や社外取締役・監査役との連絡手段もあると教えてくれました。

最終的に、直属の上司に先日の件を報告し、相談。

会社はどちらかというと古い体質の会社で、過去にも上司Aの不適切な発言を社員から声を上げても、会社側は動かなかったことがあったので、

「この件を会社が問題視しないのであれば、通報窓口や社外取締役・監査に直接相談しようと思っています」とはっきり伝えました。

直属の上司からは「まずは私と社長で聞き取り調査をしてしっかり対応する」と動いてくれることになり、社内調査が始まりました。


【結果】上司は降格処分に

会社からは「面倒な人」と思われるかもしれない不安はありましたが、訴えなかったら正直後悔が残っていたと思うので、自分と赤ちゃんを守るために声を上げて良かったと感じています。

結果として、親会社にも報告が上がり、問題の上司は降格処分に。

社長ら直属上司の立ち会いで、管理職Aから謝罪もありましたが、「酔っていて一切の記憶がない」とのことでした。

(上司Aの酒癖の悪さは聞いていましたが、そもそも会社のイベントで記憶にないほど酔っ払う管理職もどうかと思うし、会社としてもその状況を止めずに野放しにしていた状況は改めてヤバイなと・・・)

後日、管理職Aからはお詫びの品を持ってこられました。

断ればまた何か言われそうだったので、仕方なく受け取りましたが、内心は複雑でした。


解決しても残る後味の悪さ|育休あけの職場復帰が正直怖い

アルハラの件の処分が下され、表面上は解決しました。

一部の人しか処分内容を知らないとはいえ、小さい会社なので職場では管理職Aとも当然仕事をするし、妊娠・出産を理由に特別扱いと思われたくないけど、気まずさが残ってしまったのも事実です。

もう少しで産休に入りますが、すでに育休明けの復帰が正直怖いです。

それでも、仕事は好きだから、なんとか前向きに考えようとは思っていますが、育休の間に自分自身の本当にしたいこともゆっくり整理していこうと思います・・・


【最後に】妊娠中にハラスメントを受けたら、冷静に「証拠を残して相談」

最後に、繰り返しになってしまいますが、私の経験を踏まえて妊娠中のアルハラ対処法をまとめます。

  • 感情的にならず、記録(メモ・録音)を残す
  • 信頼できる同僚や、別の上司に相談する
  • 社内に通報窓口がある場合は利用を検討
  • 問題を放置せず、あなたとお腹の子を守る行動を

妊娠中の職場ハラスメントの対処法

ステップやること
①記録日時・内容・発言をメモ。LINEやメールがあれば保存。
②相談信頼できる同僚や家族に共有して味方を増やす。
③報告社内の相談窓口(人事・総務)に正式に報告。
④外部相談必要に応じて労働局や弁護士へ。匿名相談も可能。

実のところ、社内の相談窓口の担当者が私だったために、上司に相談するしか他ありませんでした(泣)

記憶を元にメモを詳細に記録に残し、上司への報告はそのメモと合わせて報告をしました。

妊娠中のハラスメント相談窓口

種類窓口名内容
行政機関労働局「総合労働相談コーナー」全国どこからでも無料相談可能
法律相談弁護士ドットコム初回無料相談あり。内容証明の書き方も教えてくれる
NPO等NPO法人POSSE など若者や妊婦の職場トラブルに詳しい団体

➡️ 厚生労働省 総合労働相談コーナー
➡️ 弁護士ドットコムで無料相談

「私さえ我慢すれば…」と思わないでください。

私も妊婦健診で助産師さんに言われましたが、あなたの体と未来の赤ちゃんを守るのは、あなたしかいません。

「我慢すればいい」
「波風を立てたくない」

そう思っていた私も、誰かに相談し、行動したことで自分を守ることができました。

もし今、あなたが同じように悩んでいるなら、一人で抱え込まず、まずは小さな相談から始めてみてください。

あなたの勇気が、未来の働きやすい職場をつくる一歩になります!!


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