総務が知らないと損する!法人向け名刺管理システムの選び方

総務人事の仕事
ワーママichi
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また名刺探しで30分も無駄にした…

金曜日の夕方、急に上司から「某メーカーのAさんに連絡取って」と言われ、机の引き出しをガサゴソ。名刺ファイルをひっくり返しても見つからず、結局別の部署の人に聞く始末…。

こんな経験、ありませんか?

名刺管理については、中小企業の約6割が課題を抱えているというデータもあります。

私自身、各部署の方が個別に管理されている名刺が、会社の貴重な資産として活かされていない状況に「もったいない」と感じていたんです。

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特に、産休復帰後の私は、保育園の迎えもあり、1分1秒の時間が貴重で、 名刺探しの30分がとてつもなく長く感じていました…

でも、自社に合った名刺管理ツールを使うだけで、この悩みが一気に解決するんです!

私の会社でも名刺管理ツールを導入して全社の名刺を「見える化」したことで、退職された前任が築いた関係先を知れたり・・・といった発見が次々とありました。

総務担当者として、限られた時間でも会社全体の人脈を把握し、適切に管理・活用できる仕組みづくりは何より大切だなぁと感じたので、今回は名刺管理の選び方について、紹介します!

この記事でわかること
  • 法人向け名刺管理ツールに必須の3つの基本機能
  • 中小企業がツール選びで失敗しないための3つのチェックポイント
  • 導入を成功させるための具体的な3ステップ

法人向け名刺管理ツールの基本機能と比較ポイント3選

名刺管理ツールって言っても、個人向けの無料アプリから高機能な法人向けサービスまでピンキリですよね。

ここでは、総務として「これだけは絶対チェックして!」という3つの基本機能を紹介します。

これを基準に選べば、導入後に「あれ?思ってたのと違う…」なんて失敗を防げますよ。

99%以上の精度!名刺スキャンの正確性

法人向けツール選びで一番大事なのが、名刺情報をどれだけ正確にデータ化できるかです。

最近のツールはAI-OCR技術がすごく進化していて、99%以上の精度で読み取れるものも珍しくありません!

精度が悪いと、結局自分で直すハメになって、かえって時間がかかってしまいます。

導入前には必ず無料トライアルで、特殊なデザインの名刺や手書きメモなんかもちゃんと読み取れるか試してみてください。

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読み取り精度が低いと、結局手作業での修正に時間を取られます・・・

特に会社名や部署名、役職の間違いは後々トラブルになりがちなので、慎重にチェックしましょう。

営業効率が2倍に?全社でのデータ共有機能

法人向けツールが個人アプリと全然違うのが、みんなで名刺情報を共有できる機能があることです。

営業の人がそれぞれバラバラに名刺管理してると、

「A社のBさんにアプローチしたいけど、接点がない…」

「あ、前任が昔名刺交換してた!」

みたいなことがよく起こるんです。

名刺情報を会社の財産として一元管理すれば、誰が・いつ・誰と名刺交換したかが一発でわかります。

部署を越えたスムーズな営業アプローチができるようになりますよ。

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社内共有でキレていれば、「あの会社の担当者、誰か知らない?」という社内確認がゼロになります!

人事異動や退職があった時の引き継ぎも楽になります。

私の会社でも、新しい担当者がすぐに過去のやりとりを把握できるようになって、引き継ぎ後の作業がスムーズになりました。

Excel出力で広がる!データ活用の可能性

名刺管理ツールで蓄積したデータを、Excelファイルに出力できる機能は、意外と見落とされがちですが非常に便利な機能です。

特に中小企業では、既存の顧客管理や営業データをExcelで管理していることが多いですよね。

Excel出力機能があれば、名刺データを既存のスプレッドシートに統合したり、独自の分析やレポート作成に活用したりできます。

例えば、「今月交換した名刺を部署別に集計」「業界別の連絡先リスト作成」「年間の人脈拡大状況をグラフ化」といった使い方が可能になります。

また、他部署との情報共有や、経営層への報告資料作成時にも重宝します。

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私の会社では、展示会などのイベントで営業活動した後、各担当者が交換した名刺をエクセルで出力して集計・分析・報告作業に使っています♪

名刺管理ツール上では見にくい大量のデータも、Excelなら自由に並び替えやフィルタリングができて、必要な情報をスムーズに抽出できるんです。

データのバックアップとしても活用できるので、一石二鳥です!

中小企業が陥りがちな3つの失敗パターンと回避策

機能やメリットがわかっても、いざ選ぶとなると迷っちゃいますよね。

特に中小企業だと、一つの判断ミスが痛手になりがち…。

ここでは、同僚や知り合いの総務から実際に聞いた失敗談と、自分の経験を踏まえて、よくある3つの失敗パターンと回避策をお話しします。

「安さ」だけで選んで大失敗!費用対効果の見極め方

導入するなら、「とにかくコストを抑えたい!」って気持ち・・・凄くわかります。

でも、値段の安さだけでツールを選ぶのは本当に危険です。

格安ツールって、データ化の精度が低かったり、セキュリティが甘かったり、サポートがイマイチだったりすることが多いんです。

結果的に「安物買いの銭失い」になっちゃう可能性大。

大切なのは、払うお金に対してどれだけ効果があるかという「費用対効果」の考え方です。

例えば、月3万円のツールを入れることで、全社員のデータ入力や検索時間が月20時間削減できたとします。

社員の時給を2,000円とすれば、それだけで4万円分のコスト削減。十分元が取れる計算ですよね。

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私の友達の会社の話ですが、「月3,000円なら安い!」と飛びついた某ツール。
読み取り精度が70%で、結局毎回手直しが必要だったそうです^^;

単純な価格比較じゃなくて、そのツールがもたらす業務効率アップなどを総合的に考えて選んでみてください♪

導入して満足?定着しないツールの悲劇

高機能なツールを入れたのに、一部の人しか使わなくなって結局形骸化…これ、ITツール導入あるあるの悲しい失敗パターンです。

原因の多くは、操作が複雑で使いこなせない、なんでこのツールが必要なのかが社員に伝わってないといった点にあります。

特にITが苦手な人が多い職場では、直感的に使えるシンプルなツールを選ぶのが重要です。

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どんなに高機能でも、社員が使わなければ意味がありません

導入を成功させるには、なぜこのツールが必要なのか、使うとどんないいことがあるのかを、経営陣から全社にしっかり説明することが大切。

私の会社では、導入後1ヶ月を「名刺登録期間」に設定して、使い方の勉強会で使用方法をレクチャーし、社員が使いこなせるように促進しました。

こういう地道な活動が定着率を左右します。

セキュリティは大丈夫?情報漏洩リスクと対策

名刺情報って、氏名や会社名、連絡先が入った大事な個人情報ですよね。

これが外部に漏れちゃったら、会社の信用問題になる大変な事態です。

そのため、名刺管理ツールのセキュリティ対策は、機能や値段以上に厳しくチェックしないといけません。

具体的には、

  • プライバシーマーク(Pマーク)やISMS認証を取得してるか
  • データの通信や保管時に暗号化されてるか
  • アクセスログをちゃんと管理できるか

こういった点を必ず確認しましょう。

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顧客情報の漏洩は、会社の存続に関わる致命的な問題です

あと、社員ごとに見られる範囲を制限できる機能も必須です。

「自分の名刺だけ」「部署の名刺まで」「全社の名刺」みたいに、役職や部署に応じて細かく権限設定できるツールを選んでください。

【実践編】導入成功に導く具体的な3ステップ

ここまで機能や注意点を説明してきましたが、最後に実際にツールを導入して、社内にちゃんと根付かせるまでの具体的な手順を3ステップで紹介しますね。

この流れに沿って進めれば、計画的に導入できて、失敗のリスクを最小限に抑えられますよ。

ステップ1:目的を明確にする(業務効率化か、売上向上か)

まず最初に、「なんで名刺管理ツールを入れるの?」という目的をはっきりさせることが最も重要です。

この目的が曖昧だと、どのツールが自社にベストなのか判断基準がブレちゃいます。

例えば、

  • 「とにかく紙の名刺をなくして、管理を楽にしたい」
    → スキャン精度や操作のシンプルさが最優先
  • 「眠ってる顧客を掘り起こして、営業の案件を増やしたい」
    → Excel出力など、分析などに使える機能が最優先

みたいに、目的によって重視すべき機能が変わってきます。

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目的によって、必要な機能や重視すべきポイントは大きく変わります

経営陣や営業部の責任者とも事前にしっかり話し合って、全社的な合意を取っておくのが後々スムーズに進めるコツです。

ステップ2:複数サービスを比較・無料トライアルを徹底活用

目的が固まったら、その要件を満たすツールを3社くらいに絞って、とことん比較検討します。

公式サイトや資料を見るだけじゃダメ。必ず無料トライアルを申し込んで、実際に触ってみることが大事です。

特にこんな点は複数人でチェックしてみてください:

  • スマホアプリは直感的に使えるか
  • 名刺のスキャンからデータ化まで何秒かかるか
  • 登録した情報は検索しやすいか
  • 既存システムとの連携はスムーズか

『カタログスペックだけではわからない「使い心地」を体感しましょう』

実際に日々使うことになる営業の人にもトライアルに参加してもらって、現場目線のリアルな意見をもらうのがおすすめ。この段階でじっくり時間をかけるのが、最終的な満足度を大きく左右します。

ステップ3:社内ルールを整備し、利用を促進する

最適なツールを選んで契約完了!でも、ここからが本当の勝負です。

ツールを入れて終わりじゃなくて、みんながちゃんと使えるようにルール作りと利用促進が必要なんです。

私の会社の例ですが、

  • 名刺交換したら、その日のうちに登録する
  • 商談内容や相手の特徴をメモに残す
  • 同じ人と名刺交換した場合も再登録をする(役職の変更もあるので)

といった、シンプルなルールを決めて、全社に共有しています。

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ツールはあくまで道具。
活用のためのルール作りが成功の分かれ目です!

導入初期は質問が増えることを見越して、各部署にキーパーソンを決めたりするのも効果的。

定期的に使用状況をチェックして、便利な使い方を社内で共有するなど、地道な働きかけが大切です。

まとめ

名刺管理ツールの導入は、単なる業務効率化を超えて、会社に眠る人脈を活用するための重要な一歩です。

選び方のポイントは、データ化の精度や出力機能など、自社に必要な機能をしっかり押さえること。

そして、「安さだけで選ばない」「定着まで見据える」「セキュリティを最重視する」という3つの視点を忘れずに。

目的を明確にして、複数ツールを比較検討し、社内ルールを整備してしっかり定着させる。このステップを踏めば、きっと導入は成功します。

私自身も名刺管理ツールを導入してから、「あの人に連絡取りたいけど連絡先がわからない」というストレスから解放されました。

何より、今まで眠っていた人脈から新しいビジネスチャンスが生まれるのを見ていると、本当に導入してよかったなと思います。

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私自身としては、名刺の整理で残業をしていた時もあったので、名刺管理が楽になったので、業務効率がグンと上がりました!

今回の情報が少しでもお役に立てれば心から嬉しいです。

読んでくださり、ありがとうございました☆

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