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「衛生管理者って、一発合格できるの?難しそう…」
そう思っている方、多いと思います。
私も最初はそう思っていました。
私が受験したのは2023年、総務3年目のときです。
朝8時半から17時半まで働いて、子どもは5歳で保育園。
休日は子どもとの時間にしていたので、勉強できたのは平日の隙間時間だけでした。
それでも、講習から試験までの約2ヶ月で一発合格できました。
この記事では、平日だけでどう勉強したのかを2ヶ月のスケジュールでまとめています。
あわせて、会社から言われたのではなく自分から受けると申し出た理由と、合格したあとに任された職場巡視や安全衛生委員会のことも書きました。
試験直前の3月が4月の規程改正の対応と重なって本当にしんどかったことや、使ったテキストは1冊だけだったこと…ぜひ参考にしてくださいね!
- 会社で衛生管理者の資格を取ることになった総務・人事の方
- 衛生管理者の一発合格が難しいか知りたい方
- 忙しくて勉強時間がとれないと悩んでいる方
- 効率よく合格できる勉強方法を探している方
衛生管理者の一発合格は難しい?合格率から見る現実
まず気になるのが「そもそも何割くらいの人が受かるの?」という話ですよね。
衛生管理者(第一種)の合格率は、だいたい40〜45%前後です。2人に1人は落ちる試験です。
「え、意外と難しいじゃん…」と思いますか?でも見方を変えると、ちゃんと対策すれば十分合格できる試験でもあります。
合格率45%って、2人に1人は落ちるってこと…?私に受かるのかな
落ちる人の多くは「なんとなく勉強して本番に臨んだ」パターンです。逆に言えば、弱点を把握してピンポイントで対策できれば、一発合格は全然難しくないんです。
総務の私が衛生管理者を受けたきっかけ
うちの会社では、衛生管理者は現場の社員が務めていました。
ただ、衛生管理者まわりの手続きや管理は、総務部の担当です。
総務の管轄なのに、総務には資格を持っている人がいない状態でした。
そこで上司との面談のときにその点を伝えて、「私が衛生管理者の資格を取ろうと思っています」と自分から申し出ました。
会社からは「受験の前に講習を受けること」を条件に、受験の許可が出ました。
講習の費用は会社が出してくれました。
会社から「取って」と言われたわけではないんです。総務が担当しているのに総務が資格を持っていないのは、ずっと気になっていました。
共働きワーママでも一発合格できた理由
私のスペックを正直にお伝えします。
- 文系でほぼ試験を受けたことなし
- 共働き、子供は保育園
- 勉強できる時間はほぼゼロ
- ただし、人事の仕事を担当していたので有給・労働時間まわりは多少わかる
こんな状態でも合格できた一番の理由は、「わかってるところは捨てて、わからないところだけに集中した」ことだと思っています。
全部をまんべんなく勉強する時間なんてないので、「点数を落としている場所」だけを徹底的につぶす作戦にしました!
衛生管理者の2ヶ月の勉強スケジュール【平日だけ】
私の2ヶ月の流れは、こんな感じでした。
| 時期 | やったこと |
|---|---|
| 1月(最初) | 大阪労働基準連合会の受験準備講習(4日間)で全体を一気に学ぶ |
| 1月〜2月 | 平日の昼休みに模擬試験、夜は家事をしながら苦手分野の講義動画を聞く |
| 試験前の2週間 | 模擬試験を中心に切り替えて、間違えた問題だけ見直す |
| 3月 | 加古川の会場で受験 |
平日の1日は、だいたいこんな流れです。
- 昼休み:スマホで模擬試験を解く
- 夕飯を作りながら:YouTubeの講義動画を聞き流す
- 子どもを寝かしつけたあと:10分だけ苦手分野を聞き直す
土日は子どもとの時間にしていたので、ほとんど勉強していません。
休日に勉強しなくても受かるものなんですね…
私が実践した衛生管理者の勉強方法!平日の隙間時間だけで合格
①最初に会社の受験準備講習で全体を学ぶ
参加したのは大阪労働基準連合会主催の受験準備講習(全4日間)です。
費用は会社が全額負担してくれて、テキストも当日配布されました。
会社が費用を出してくれる受験準備講習がある場合は、絶対に活用してください!4日間でテキスト1冊まるごと学べるので、独学より圧倒的に効率がいいです。
4日間のおおまかなスケジュールはこちらです。
| 日程 | 主な内容 |
|---|---|
| 1日目 | 関係法令(有害業務以外)・労働安全衛生法の基礎 |
| 2日目 | 労働衛生(有害業務以外)・職場環境の基礎知識 |
| 3日目 | 関係法令・労働衛生(有害業務に係るもの) |
| 4日目 | 労働生理・模擬問題・総まとめ |
講習で使ったテキストは、そのまま自宅での自習にも使えます。私は講習後も1日30分、このテキストと模擬試験を組み合わせて勉強しました。
テキストは、講習で使った大阪労働基準連合会の「第1種衛生管理者受験用テキスト」1冊だけです。
問題集は買わずに、問題を解くのはWEBの過去問と模擬試験で済ませました。
このテキストは大阪労働基準連合会の案内ページで紹介されています。
講習に行けずに市販の本で独学する人は、テキストと問題集が1冊にまとまったタイプが便利だと思います。
私は使っていませんが、たとえばこの本がそのタイプです。
②昼休みに模擬試験を受けて弱点を洗い出す
会社の昼休みに過去問をネットで検索して模擬試験をちょこちょこ解いていました。無料で使えて、解説もしっかりしているのでおすすめです。
この「模擬試験→弱点発見」の繰り返しが一番効きました。点数が低い分野=自分がわかっていない分野なので、そこだけ帰宅後に講義を聞きなおす、という流れです。
「模擬試験で点が低いところ=そこだけ補強」のサイクルを回すだけ。無駄な勉強をしなくて済むので、時間がない人にはぴったりの方法です。
【衛生管理者 過去問】で検索して、模擬試験もいろんなものをやっていました!
③スマホで講義動画を流しながら家事をする
夜ご飯を作りながら、スマホで衛生管理者の講義動画を「聞き流し」していました。
画面を見ていなくてもOK。音声だけでも十分頭に入ってきます。特にYouTubeの無料講義動画は質が高いものが多く、お金をかけずに始められます。私が特によく見ていたのが「ずんだーれの衛生管理者への道」というチャンネルです。ずんだもちのキャラクターが解説してくれるので聞き取りやすく、ながら聴きにぴったりでした♪
ポイントは「完璧に理解しようとしない」こと。何度も聞いているうちに、自然と耳に残ってきます。 私がYouTubeを流していたタイミング👇
- 夕飯を作りながら
- 洗濯物を畳みながら
- お風呂掃除をしながら
- 子供を寝かしつけた後の10分
④人事経験者は「知ってる分野」をスキップしてOK
私は人事の仕事をしていたので、有給休暇・労働時間・休日の規定あたりはある程度わかっていました。
なので、そこは模擬試験で点が取れていることを確認したらほぼスキップ。苦手な「労働衛生」の専門的な知識(VDT作業・じん肺・有機溶剤など)に集中しました。
人事・総務経験者なら、法律まわりの知識はすでにある程度持っているはず。自分の「すでに知っていること」を活かすのが、最短合格の近道です。
特に苦労したのは「労働安全衛生法関係法令」と「労働衛生(有害業務に係るもの)」の2科目。どちらも製造業・建設業の現場を想定した内容で、総務・人事しか経験のない私には初見だらけでした。ただ、ひたすら模擬試験を解いて出題パターンを覚えることで乗り切りました。
現場経験なしで有害業務の問題って、イメージしにくいですよね…
そうなんです。でも、試験は「理解する」より「パターンを覚える」が正解の科目。講習で基礎を押さえたあと、模擬試験を繰り返すだけで十分対応できました。
⑤いちばんしんどかったのは試験直前の3月
試験は3月でした。
総務にとって3月は、4月に向けた規程改正の対応が重なる時期です。
日中は規程の直しに追われて、正直やる気が出ない日もありました。
それでも昼休みだけは、ご飯を食べたら模擬試験で間違えたところを中心に見直していました。
衛生管理者の試験当日|加古川まで小旅行でした(笑)
受験地は加古川にある近畿安全衛生技術センターです(関西圏の方はここになることが多いです)。
私は大阪から電車とバスを乗り継いで2時間近くかかりました。ある意味、小旅行みたいでちょっと新鮮でしたw
受験地の詳細は近畿安全衛生技術センターの公式サイトで確認できます。アクセス方法や受付時間なども載っているので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
試験会場って都市部にあると思ってた…。意外と遠いんですね
試験会場は主要な都市に会場があるわけじゃないので、初めての人は「こんな遠いの!?」と驚くかもしれません。余裕を持って向かいましょう♪
試験後は「落ちたかも…」と思っていた
試験を受け終わったあとの正直な感想は、「手応えない…落ちたかも」でした。
自信を持って答えられない問題が結構あって、帰りの電車でちょっと落ち込んでいたくらいです(笑)。
でも結果は合格。「これわからない…」と思いながら選んだ答えが、意外と合っていたりするものです。

試験後に「落ちたかも」ってなっても、諦めないでください!結果が出るまでわからないです。
試験で意識しておきたいポイントもまとめておきます。
- 各科目で足切りがあるので、1科目だけ苦手なまま放置しない
- 過去問と同じ問題が繰り返し出る傾向があるので、新問より過去問優先
- 本番直前は間違えた問題だけ見直すと得点アップしやすい
科目別の難易度と私の攻略ポイント
衛生管理者(第一種)は5科目あります。私が感じた難易度と、それぞれの攻略ポイントをまとめました。
①関係法令(有害業務以外)★☆☆
労働基準法・労働安全衛生法など。人事・総務経験者なら一番なじみがある科目です。有給休暇や労働時間の知識がそのまま活かせます。ここは模擬試験で確認して、点が取れていれば深追いしなくてOKです。
②労働衛生(有害業務以外)★★☆
作業環境・健康管理・メンタルヘルスなど。範囲が広いですが、出題パターンが比較的決まっているので、過去問を繰り返すのが効果的です。
③関係法令(有害業務に係るもの)★★★
有機溶剤・特定化学物質・じん肺など、専門的な内容が多く、私が一番苦労した科目です。馴染みのない用語が多いので、YouTubeで音声を繰り返し聞いて耳に慣らすのが近道でした。
④労働衛生(有害業務に係るもの)★★★
VDT作業・騒音・有害物質など。③と合わせて強化が必要な科目です。ただし出題パターンは繰り返されるので、過去問を解きながら覚えると効率的です。
⑤労働生理★★☆
体の仕組み・疲労・ストレスなど。理系っぽい内容ですが、暗記で対応できる問題が多いです。模擬試験を何度も解いて、よく出るキーワードを覚えるのが効果的です。
衛生管理者に合格したあとの仕事
合格した次の年度から、私が会社の衛生管理者になりました。
常時50人以上の労働者がいる職場では、衛生管理者を選ぶことが法律で決まっています(労働安全衛生法第12条(e-Gov法令検索))。
衛生管理者の仕事で毎週あるのが職場巡視です。
少なくとも毎週1回は職場を回るように決まっていて(労働安全衛生規則第11条(e-Gov法令検索))、私も週に1回、職場を回っていました。
うちの会社は安全委員会(けがや事故を防ぐための委員会)と一緒にして、安全衛生委員会として開いています。
今は私が育休中なので、前の担当の方がまた衛生管理者をしてくれています。
資格を取って終わりではなく、そこから毎週の仕事が始まりました。職場巡視や安全衛生委員会のことも、これから記事にしていきます。
まとめ
改めてまとめると、私の勉強方法はこれだけです。
- 最初に会社の講習で全体を学ぶ
- 昼休みに模擬試験→弱点を発見
- 家事をしながら弱点の分野だけ講義を聞きなおす
- すでに知っている分野はスキップ
- 最後の2週間は模擬試験中心に切り替える
「難しそう」と感じているだけで、やることを絞れば一発合格は十分狙えます。
共働きで子どもは保育園、勉強は平日だけ。
試験をほとんど受けずにきた私(笑)でも、やることを絞ったら2ヶ月で合格できました。
会社が講習の費用を出してくれるなら、まずはそれを使うのがいちばんの近道だと思います。私も講習がなかったら、2ヶ月では間に合っていませんでした。
私は使っていませんが、講習に行けずに独学が不安な人は、スマホで受けられる講座もあります。
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ぜひ、参考にしてみてください!
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衛生管理者の資格を取ったあと、実際の仕事がどう変わったのかはこちらに書いています。



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