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社員から「結婚します」「子どもが生まれました」と報告を受けたとき、会社として何をすればいいか、意外と迷いますよね。

社員の結婚祝いって、会社からいくら出すのが普通なの?そもそも規程に金額が書いてなくて困ってる…。
規程を見ても金額が曖昧だったり、そもそも決まっていなかったりして、担当者としては地味に悩むところです。
この記事では、社員に結婚・出産があったときに会社・総務がやることを、お祝い金の相場とあわせて整理します。
私の会社での実例(互助会から出しているケース)も交えてお伝えしますね。
- 社員の結婚・出産で、会社からいくら出すか相場を知りたい方
- お祝い金を会社と互助会どちらから出すか迷っている方
- 育休中の社員へのお祝い金の渡し方を知りたい方
- 慶弔見舞金規程の整備を考えている総務担当者の方
社員に結婚・出産があったら、会社は何をする?
まずは全体像です。
社員に慶事(結婚・出産)があったとき、会社がやることは大きく3つです。
①お祝い金(慶弔見舞金)を出す
一番オーソドックスなのが、お祝い金を出すことです。
多くの会社では「慶弔見舞金規程」というルールを作って、結婚・出産などの場面ごとに金額を決めています。
②祝電やお祝いの品を贈る
会社によっては、社員の結婚式に祝電を送ったり、お祝いの品を贈ったりする文化もあります。
ただ、これは必須ではなく、会社の方針しだいです。
③規程がなければ、この機会に整備する
「そもそもうちにお祝い金のルールがない」という会社も、中小企業では珍しくありません。
その場合は、都度の判断になってしまうので、この機会に慶弔見舞金規程として明文化しておくのがおすすめです。
結婚祝い:会社から出すお祝い金の相場
まずは結婚祝いの相場です。
会社から社員に出す結婚祝い金は、一般的に次のくらいが目安です。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 結婚祝い金(会社から社員へ) | 1万円〜5万円 |
| 中小企業で多い金額帯 | 3万円前後 |
金額は会社の規模や慶弔見舞金規程によって幅があります。
勤続年数や役職によって差をつける会社もありますが、中小企業では「一律いくら」とシンプルに決めているところが多い印象です。

参考までに、私の会社では結婚祝いは5万円です。金額は慶弔見舞金の規程で決まっているので、担当者が毎回悩まなくていいのが助かっています。
出産祝い:会社から出すお祝い金の相場
次に出産祝いの相場です。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 出産祝い金(会社から社員へ) | 5千円〜3万円 |
| 中小企業で多い金額帯 | 1万円前後 |
出産祝いは、結婚祝いよりやや控えめの金額に設定している会社が多いです。

私の会社では出産祝いは2万円です。実は私自身、今回の出産で会社から2万円をいただきました。渡す側でもあり、もらう側でもあるという、なんとも不思議な体験でした(笑)。
会社の慶弔見舞金の相場一覧【規程サンプル】
結婚・出産のお祝い金だけでなく、傷病や死亡のときの見舞金・弔慰金も、まとめて「慶弔見舞金規程」に定めておくのが総務としてはおすすめです。
一度ルールを作ってしまえば、慶事も弔事も担当者が毎回悩まずに対応できます。
参考までに、中小企業でよくある相場の一覧です。
| 場面 | 見舞金・お祝い金の目安 |
|---|---|
| 結婚祝い | 1万円〜5万円 |
| 出産祝い | 5千円〜3万円 |
| 傷病見舞金(長期の入院・欠勤) | 5千円〜1万円 |
| 本人の死亡(弔慰金) | 5万円〜10万円 |
| 家族の死亡(配偶者・実父母・子など) | 1万円〜5万円 |
金額はあくまで目安で、会社の規模や方針によって幅があります。
大切なのは「金額そのもの」よりも、全社員に同じルールで公平に適用できるよう、規程として明文化しておくことです。
弔慰金まわりの実務は、こちらの記事でも詳しく解説しています。

お祝い金は誰が出す?会社?互助会?【渡し方と経費】
ここが意外と見落とされがちなポイントです。
お祝い金の「出どころ」は、会社によって2パターンあります。
①会社が直接出すパターン
会社が慶弔見舞金規程にもとづいて、会社のお金から直接支給するパターンです。
この場合、お祝い金は原則として福利厚生費として扱われます(社会通念上、相当な金額であることが前提です)。
金額が高すぎると給与とみなされる場合もあるので、詳しくは税理士に確認するのが安心です。
②互助会・共済会から出すパターン
社員でつくる互助会(共済会)から支給されるパターンです。
この場合、お祝い金そのものは社員の積立などから給付される仕組みなので、給付金が会社の経費になるわけではありません。
一方で、会社が互助会に払っている拠出金(会費)は、福利厚生費として扱うことができます。
さらに、社員が受け取るお祝いの給付金は、社会通念上相当な金額であれば非課税で受け取れるというメリットもあります(詳しい税務は税理士に確認すると安心です)。

私の会社は互助会(共済会)としてお祝い金を運営しています。会社から互助会への拠出金は福利厚生費、社員が受け取る給付金は非課税で受け取れるので、会社にとっても社員にとってもメリットがある仕組みなんですよ。私の出産祝いも互助会からの支給でした。
育休中の社員への渡し方
出産祝いは、社員が育休に入っているタイミングで支給することも多いです。
その場合は、給与口座への振込にすると、本人が出社しなくても受け取れてスムーズです。

私も育休中だったので、出産祝いは給与口座に振り込まれていました。育休中で出社していなくても、口座振込ならちゃんと受け取れるので安心です。
会社から祝電やお祝いの品を送る場合
お祝い金とは別に、社員の結婚式に祝電を送ったり、お祝いの品を贈ったりする会社もあります。
ただ、これは会社の文化しだいです。

正直に言うと、私の会社には「会社として祝電を送る」という文化はありません。互助会のお祝い金のみで、あとは仲のいい社員が有志で個別にお祝いしている感じです。
もし会社として祝電を送る場合は、送り方やマナー、文例をこちらの記事にまとめているので参考にしてみてください。

会場や自宅へ当日中に届けたい場合は、当日配達に対応したサービスを使うと手配が楽です。
社員のお祝いに関するよくある質問
Q. パートや契約社員もお祝い金の対象?
会社の慶弔見舞金規程しだいです。
正社員のみを対象にしている会社もあれば、雇用形態を問わず一律で対象にしている会社もあります。
トラブルを避けるため、対象範囲は規程で明確にしておくのがおすすめです。

私の会社は互助会でお祝い金を出しているので、正社員・パート問わず任意で加入できる形にしています。会費は月500円で、加入していれば雇用形態にかかわらずお祝い金がもらえる仕組みです。
Q. お祝い金にお返しは必要?
会社からのお祝い金は制度として支給されるものなので、品物でのお返しは基本的に不要です。
これは弔慰金と同じ考え方です。
軽くお礼のひとことを伝えれば十分ですよ。

Q. お祝い金を渡すタイミングは?
結婚祝いは入籍または結婚式の報告を受けてから、出産祝いは出生の報告を受けてから支給するのが一般的です。
出産の場合は産休・育休と時期が重なるので、支給のタイミングは給与振込に合わせると管理が楽になります。
産休・育休で会社がやることの全体像は、こちらにまとめています。

まとめ
社員の結婚・出産に会社がやることを、ポイントでまとめます。
①お祝い金(慶弔見舞金)を出すのが基本。結婚は3万円前後、出産は1万円前後が中小企業の相場
②金額は慶弔見舞金規程で決めておくと、担当者が毎回悩まない
③お祝い金の出どころは「会社が直接」か「互助会・共済会」の2パターン。経費の扱いも変わる
④育休中の出産祝いは給与口座への振込がスムーズ
⑤祝電やお祝いの品は会社の文化しだい。送るなら祝電記事を参考に
社員の人生の節目を会社としてお祝いできるのは、総務ならではの役得だと思います。
ぜひ、参考にしてみてください!

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