産業医の変更のやり方体験談!中小企業の探し方と費用の相場

産業医の変更のやり方と中小企業の探し方と費用の相場 総務・人事の実務

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人事さん
人事さん

今の産業医とうまく連携できていなくて、変えたいと思っているんです。でも、新しい産業医ってどこで探せばいいんでしょう…

産業医を変えたいと思っても、どこで探して、いつ今の契約を終わらせればいいのか分からないですよね。

先に結論を書くと、産業医の変更は契約の更新日の半年前から動き始めると、あわてずに切り替えられます。

私の会社では、自動更新の契約が3月に切れるので10月から探し始め、最後は前の産業医と同じ月3万円で、定期的に会社に来て、職場を見てくれる産業医に変えることができました。

この記事では、産業医の探し方と費用の比べ方に加えて、前の産業医に契約終了をどう伝えたか、経営会議で社長から聞かれたこと、変えたあとに焦ったことまで書いています。

ワーママichi
ワーママichi

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この記事はこんな人向けです♪
  • 今の産業医が機能していなくて、変えたいと思っている方
  • 中小企業で、産業医をどこで探せばいいか分からない方
  • 産業医の費用の相場や、変更の手続きを知りたい総務・人事の方

【結論】産業医の変更は契約の更新日の半年前から動く

産業医の変更でよく聞かれる疑問は、次の6つです。

よくある疑問答え
産業医は変更できる?できる。まず今の契約書で、更新日と解約の申し出の期限を確認する
いつから動く?更新日の半年前が目安。私は3月更新に対して10月から探した
探し方は?社員や取引先のつて・地元の医師会・産業保健サービスの3つ
費用の相場は?私が聞いた範囲では月3万〜8万円ほど。面談や初期費用が別にかかることも
届出は必要?新しい産業医を14日以内に選任し、労働基準監督署に選任報告を出す
社員への周知は?必要。産業医の業務の内容や、健康相談の申し出の方法などを知らせる

産業医を変えた3つの理由

私が衛生管理者になって最初にやったことが、産業医の変更でした。

前の産業医を変えた理由は、次の3つです。

①職場を見てもらう機会が少ない

前の産業医は会社に来る機会が少なく、製造業の現場のことまで一緒に考えてもらうのは難しい状況でした。

②休職から復帰するときの面談の連絡が遅い

社員が休職から復帰するときの面談は、産業医の勤め先の病院の担当者を通して連絡する決まりでした。

そのため、日程が決まるまでに時間がかかっていました。

面談のたびに、会社から1時間ほどかかる病院まで行かなければならなかったのも、社員の負担になっていました。

③社員が産業医に相談しにくい

前の産業医とは10年近く前に結んだ契約のままで、社員にとって身近な存在ではなく、気軽に相談できる関係になっていませんでした。

ワーママichi
ワーママichi

社員のための産業医なのに、頼れる存在になっていないのがいちばん気になっていました。

中小企業の産業医の探し方は3つ

私が試した産業医の探し方は、次の3つです。

探し方結果
①社員のつてで近くの病院に聞くなかなか見つからなかった
②地元の医師会に聞く月8万円くらいと言われ、予算に合わなかった
③ネットで産業保健サービスを探す条件に合うところが見つかり、契約した

①社員のつてで近くの病院の先生を探す

最初は、会社の近くの病院の先生が産業医になってくれたら安心だと思い、家族が病院に勤めている社員にお願いして、産業医を引き受けてくれる先生がいないか聞いてもらいました。

健康診断でお世話になっている病院にも聞いてみましたが、なかなか見つかりませんでした。

ワーママichi
ワーママichi

近くの病院の先生なら安心だと思ったのですが、産業医を引き受けてくれる先生は、思っていたよりずっと少なかったです。

②地元の医師会に紹介してもらう

次に、地元の医師会を通じて産業医について聞いてみました。

ただ、そのとき言われた金額は月8万円くらいで、それまでの金額よりかなり高く、条件に合う先生はいませんでした。

人事さん
人事さん

今の倍以上ですか…。毎月かかる費用なので、それは予算的に厳しいですね。

③ネットで産業保健サービスを探す

最後に自分でネット検索をして見つけたのが、産業医を紹介してくれるうえに看護職のサポートもついているリモート産業保健でした。

オンライン面談で内容をくわしく聞いてから、契約を決めました。

産業医の費用の相場を比べた

前の産業医、地元の医師会に聞いた場合、今のリモート産業保健の費用と中身を比べると、次のとおりです。

前の産業医地元医師会リモート産業保健
月額3万円8万円くらい3万円
初期費用ーー5万円(税別)
産業医面談別料金・病院にて契約内容による別料金・オンライン多め
看護職のサポートなしー月1時間ほど

※金額は私の会社が聞いたときのもので、地域や会社の人数、契約の内容によって変わります。

前の産業医とリモート産業保健は、同じ月3万円でも中身がまったく違いました。

リモート産業保健にはいくつかのプランがあり、私の会社は月3万円のプランです。

私が契約したときは、もっと手厚いサポートがほしい会社向けに月5万円のプランもあり、プランは途中で変更できると聞いています。

料金やプランは変わることがあるので、最新の内容はリモート産業保健の公式サイトで確認してみてください。

リモート産業保健は、産業医面談と交通費は別料金ですが、面談は急に必要になることが多いので、オンラインで受けることが多く、交通費もかかっていません。

産業医を選ぶときに重視した3つの条件

私が新しい産業医を選ぶときに重視したのは、次の3つです。

①今と同じくらいの金額でおさまること

産業医の費用は毎月かかるので、それまでの月3万円から大きく上がらないことを条件にしました。

②産業医以外のサポート体制があること

リモート産業保健では、看護職の資格を持った担当者が月1時間ほどサポートしてくれます。

私の会社では、そのうち30分は毎月の安全衛生委員会での講話と同席に使っています。

残りの30分は、産業医面談までではないけれど社員から相談したいと申し出があったときに、産業医の代わりに相談にのってもらっています。

相談がない月は、安全衛生委員会の議事録を作ってくれることもあります。

③できれば製造業での経験がある産業医

私の会社は製造業なので、できれば製造業の職場を見たことがある産業医をお願いしたいと考えていました。

リモート産業保健で担当になった産業医は、製造業での経験がある先生でした。

産業医の変更の手続きの流れ

私の会社で産業医を変更したときの流れを、時間の順に並べると次のとおりです。

時期やったこと
10月ごろ前の産業医の契約書を確認して、新しい産業医を探し始める
検討が進んだら経営会議で付議して、変更の承認をもらう
承認後前の産業医の担当者に電話で伝え、先方から届いた書面で契約終了の手続きをする
前の契約が終わった翌日新しい産業医に切り替え
切り替え後すぐ選任報告を労働基準監督署に出す(社労士さん経由の電子申請)
切り替え後LINE WORKSや社内誌で社員に周知、安全衛生委員会で報告

①まず今の産業医の契約書を確認する

産業医の変更は、今の契約書を確認するところから始まります。

私の会社の契約書は10年近く前のもので、会社の体制もまったく違うころに結んだものだったので、探し出すだけでも大変でした。

契約書には「毎年1か月前までに協議などがなければ、3月に自動更新」と書かれていたので、更新の半年ほど前の10月から新しい産業医を探し始めました。

ワーママichi
ワーママichi

自動更新の時期を知らないまま動いていたら、また1年同じ契約が続くところでした。

②経営会議で変更の承認をもらう

新しい産業医の検討が進んでから、リモート産業保健に変更することを経営会議で付議して、承認をもらいました。

反対は特にありませんでしたが、「産業医と相性が悪かったらどうするのか、変更できるのか」という質問はありました。

リモート産業保健とは会社として契約しているので、産業医と合わない場合はリモート産業保健に相談して、別の産業医に変えてもらうことができます。

一から自分たちで産業医を探し直さなくていいのは、前の契約にはなかった安心できるところです。

③前の産業医には電話で伝えてから書面で手続きする

経営会議で承認をもらってから、前の産業医の担当者に、私からまず電話で契約を終了したいことを簡単に伝えました。

人事さん
人事さん

長くお世話になった産業医に「契約を終わりたい」と伝えるのって、気まずいですよね…

先方からは「なぜですか?」と聞かれたので、現場のことを相談しにくかったことや、面談の連絡に時間がかかっていたことを正直に伝えました。

そのあと、先方が契約終了の書面を送ってくれたので、その書面で手続きをしました。

④新しい産業医の選任報告を出す

新しい産業医は、前の契約が終わった翌日から切り替えて、産業医がいない期間ができないようにしました。

産業医は、選任が必要になった日から14日以内に選任して、遅滞なく労働基準監督署に選任報告を出すことになっています(労働安全衛生規則第13条)。

選任報告には前の産業医の名前と辞任の日も書く欄があるので、前の契約の終了日は控えておくと安心です。

私の会社では、資料は私が作って、顧問の社労士さん経由で電子申請で出してもらいました。

⑤社員への周知と安全衛生委員会への報告

産業医が変わったら、社員に知らせることも必要です。

産業医を選任している会社は、次の3つを社員に周知しなければなりません(労働安全衛生法第101条第2項・労働安全衛生規則第98条の2)。

  • 産業医の業務の具体的な内容
  • 産業医に健康相談を申し出る方法
  • 産業医が社員の心身の状態に関する情報をどう取り扱うか

私の会社では、LINE WORKSや社内誌で産業医が変わったことを知らせました。

また、前の産業医を変えたことと、その理由は、安全衛生委員会でも報告しました。

産業医が辞任したときや産業医を解任したときは、その理由などを衛生委員会(安全衛生委員会)に報告することになっています(労働安全衛生規則第13条第4項)。

産業医を変えてよかったことと大変なこと

産業医を変えてよかったこと

今の産業医は、2か月に1回会社に来て、職場巡視と、ストレスチェックや定期健康診断の結果のチェックをまとめてしてくれています。

産業医の巡視は原則毎月1回ですが、衛生管理者の毎週の巡視の結果などを毎月産業医に伝えていて、会社が同意していれば、2か月に1回にできます(労働安全衛生規則第15条)。

産業医面談はオンラインで受けられることが多くなり、前のように社員が1時間かけて病院まで行かなくてよくなりました。

ワーママichi
ワーママichi

面談のたびに社員が1時間かけて病院まで行っていたので、オンラインで受けられるようになったのは本当に大きかったです。

産業医を変えて大変なこと

今の産業医は、巡視のときに現場のことをけっこう突っ込んで聞いてくれます。

作業のことを聞かれてうまく答えられないときもあって、私自身も現場の知識をつけないと…と焦ることがあります。

ワーママichi
ワーママichi

ちゃんと見てくれる産業医になったからこその悩みなので、ありがたいことだと思っています。

衛生管理者の毎週の職場巡視のやり方は、こちらにまとめています。

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産業医の変更はまず契約書の更新日を確認しよう

産業医を変えたいと思ったら、まず今の契約書で更新日と解約の申し出の期限を確認するのがおすすめです。

更新日の半年前から探し始めれば、社員のつてや医師会、産業保健サービスを比べる時間がとれます。

費用は同じでも、会社に来て職場を見てくれるか、面談をオンラインで受けられるか、看護職のサポートがあるかで、中身は大きく変わります。

毎月の安全衛生委員会の運営については、こちらにまとめています。

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ぜひ、参考にしてみてください!

この記事を書いた人

大阪在住・2児の母。中小企業(従業員120名)で総務人事歴7年目のワーキングマザー。第一種衛生管理者。給与計算・入退社手続き・就業規則改定・採用・社内DXまでほぼ一人で担当。同じ立場の方に役立つリアルな情報を発信中。

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